【失敗しないグラデーションカラー 方法】グレージュ→紫青への薬剤選定理論・調合レシピとカウンセリングのコツ#横浜#鶴ヶ峰#上手い#得意#美容室#ヘアサロン
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こんにちは!
横浜市の相鉄線「鶴ヶ峰駅」の美容室enx(エンクス)の鎌田です*
今回はカラーリングでのカウンセリングから薬剤選定、仕上がりまでの流れを美容師目線からお伝えしていきたいと思います!
■カラーリングのカウンセリングで心がけていること
カラーリングで成功させる1番のコツはカウンセリングになります。
基本的にカウンセリングでお客様としっかりとコミュニケーションをとり、イメージのズレが生じないように共有していくことを目的としていきます。
おそらく誰もが聞かれたことがあるでしょう
・ご希望の髪色
・明るさ
・嫌いな髪色
・赤味が好きか、嫌いか
あたりは当然大事になってきますが、それ以外に
・今回のカラーリングの目的
・色持ちと発色(透明感)のどちらが優先か
・お仕事や学校などの環境におけるルールの有無
・ライフスタイル
・日頃どんなケアをしているか
などの要望やお悩みも重要なポイントになってきます*
■カラーのカウンセリング実践(Beforeビフォー)
カウンセリングで
・下半分だけブリーチして、上はグレー、下は紫のグラデーションカラーをしたい
・紫は青寄りの紫が良い
・上部分の明るさはバイト先で怒られないように少し暗め
・ブリーチの範囲は結んだ時の毛先部分だけ。
のような要望や環境でのルールを確認し、そこからプロとして提案をしていきます。
■ヘアカラー剤の薬剤選定方法(補色)
まずは、ブリーチをします。
グラデーションカラー部分がオレンジ気味に色が抜ました。
今回、ブリーチしたグラデーション部分は青よりの紫に仕上げたいのでオレンジのお色味を取り除く必要があります。
ここでオレンジとは反対色の青を多めに入れて配合にします。
上の図で、それぞれ対角にある色が「補色」と呼ばれ、これをうまく使用することで色を打ち消し、ご希望の色をはっきりと表現することができます。
補色についてはこちらをご覧ください*
●上部分のグレージュカラーの配合 ※スロウのモノトーンとバイオレット
なので、上部分のグレーにしたい部分には希望色のグレーとヴァイオレットをベースに、少し明るくするトーンアップと補色の緑を入れます。
Mt8:V6:up11:green=2:1:1:10%
で混ぜて作ります。
●下部分のグラデーションカラーの紫(青)の配合 ※ティントバーのベリーベリーピンク
今回は赤よりも柔らかいピンクと青を使用ます。
鎌田の紫は、紫使わないことがポイントです*
絵の具の発想と同じで、赤と青を混ぜて紫を作る要領です。
ベリーベリーピンク:Blue=1:2
で配合します。ピンクがかなりビビットに発色するのと、青は土台のオレンジの補色も兼ねているので多めに配合しています。
■仕上がり(Afterアフター)
とてもキレイに仕上がりました*
洗い流さないトリートメントにoggiottoのミルキィを使うとブリーチしたのに、ここまでまとまります。
ブリーチしててもキチンとケアすることで、ダメージを感じさせない髪を表現できます。
コテで巻いて仕上げると光が差し込むことで透け感や発色がよりキレイにみえます*
特にグラデーション部分の境目が自然に馴染んでいる理由はグレー部分にも紫が入っていることがポイントです。
そして、ブリーチ部分に青を多く入れることで青寄りを表現しつつオレンジを抑えた透明感ある紫にします。
アジサイもがっつり紫からピンクっぽいもの、青っぽいものと多種多様。
そこを表現したくて鎌田はピンクと青を混ぜて考えてます*
割合を変えることで、赤寄り青寄りのニュアンスを表現しやすくなったり、お客様とイメージ共有しやすくなるためにもアジサイの話をしたりもします!
■まとめ
今回はグラデーションカラーでのグレージュ→紫を例にしましたが、
どのようなお悩みやご要望に対しても真摯にカウンセリングでお客様の本音やライフスタイルを聴き出すことで、プロとしての提案をし、
たくさん勉強して培ってきた技術や知識、理論を駆使して薬剤の選定をし、
たくさん練習をして身に着けてきた技術でキレイに仕上げていきます。
その全ては、お客様にハッピーになってほしい、喜んでほしいという気持ちだけです*
お客様1人1人に向き合って最善の方法を考えますので、お気軽に相談してください♪