【失敗しないダブルカラー コツ】ブリーチ後のオンカラーの方法とは#横浜#鶴ヶ峰#上手い#得意#美容師#美容室#ヘアサロン
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横浜の相鉄線「鶴ヶ峰駅」の美容室、enx(エンクス)が運営する美容師養成YouTubeメディア「美容師道場」です。
今回のテーマは「失敗しないダブルカラーの方法」になります!
(↑クリックで動画見れます)
こちらをご覧いただくことで
・ブリーチを使ったダブルカラーが失敗しなくなる
・ジョイントが綺麗に馴染む
・カラーの発色が思い通りになる
ので、最後までご覧ください!
■ダブルカラー前とブリーチのコツ
ブリーチを使用したダブルカラーは美容室の施術の中でも難易度の高い施術になってきます。
ダブルカラーはブリーチの段階からコツがたくさんあります。
●ブリーチ直後のシャンプーは2回して残留アルカリを中和
ブリーチ剤はかなりアルカリが強いので、ダブルカラーする前になるべくアルカリ除去しておきます。
酸性に傾けすぎてもオンカラーがズレやすいので、弱酸性のサロンシャンプーで2シャンがおすすめです。
●カタラーゼで残留オキシを除去
ブリーチをしたときの残留オキシも分解しておくとオンカラーが綺麗に発色します。
カタラーゼなどの酵素でオキシを分解することをおすすめします。
●トナーして補色効果
カラーシャンプーやカラー剤を使ってトナーして黄色味をとっておくと、オンカラー時にズレずらくなります。
補色についてはこちらをご覧ください。
●ウェットでカラー塗布
ブリーチ後のカラーはムラになりやすくなるので、ドライ塗布よりもウェット塗布がおすすめです。
ただし、塗りやすさは増しますが、その代わりに発色が少し落ちます。
●塗布量多めに
先述のウェット塗布がおすすめなのですが、発色が落ちるための対策として塗布量を多めにします。
■ブリーチ後のオンカラー(ダブルカラー)の失敗しない薬剤塗布方法
今回はブリーチを1回だけ施した12~13トーンの土台に対して左側と右側で検証しながらオンカラーしていきます。
●【左側】MT(モノトーン)8単品
わかりやすく左側はMT8単品で塗布します。
●【右側】失敗しないダブルカラーのマル秘レシピ
右側はこだわりの配合をしていきます。
右側の根元=MT8:V8:CB6=10:1:10%
モノトーンの8を希望色に対して、補色のヴァイオレット8を10%入れます。
そこにさらに白髪染めのクールブラウン6(寒色のブラウン)を10%混ぜます。
カラーの基礎的な考え方はこちらをご覧ください。
白髪染めのいいところは色素が濃いので、明度の馴染み具合が良くなり、発色をひきたててくれます。
ただし入れすぎると濃くなりすぎて、せっかくのブリーチ後の希望色の鮮やかさが目立たなくなる可能性があるので注意が必要です
根元がCB6 10%だったのに対し、毛先はCB6を総量の5%まで減らします。
根元から毛先に向かって自然なグラデーションで仕上げたいので、毛先に向かって配合量を減らし、
根元と毛先の繋がりを良くします。
■仕上がり
(←右側 こだわって染めた側 普通に染めた側 左側→)
光に透かして見てみると、モノトーンの発色が全然違いますね。
普通に染めた左側→は黄色く栗色っぽくなっているのに対し、右側←は綺麗なグレージュに染まっています。
少量でもクールブラウンが混ざることで、発色、色持ち、カラーのつながりが全て良くなる
という魔法の配合になっています。
もちろん失敗しない配合の方法なので、もっとこだわってダブルカラーする人は違う配合がおすすめです!
ダブルカラーが苦手な方はぜひ参考にしてみてください!