Blog

【美容師ヘアカット練習方法 まとめ】早くスタイリストになる・上手くなるコツとは。ベーシック・理論・展開図・毛量&質感調整・動画付き#横浜#鶴ヶ峰#得意#美容室#ヘアサロン

こんにちは!

横浜 鶴ヶ峰の美容室enx(エンクス)でお手入れが簡単な髪型を提供しているショート&ボブに特化した美容師

檜山直輝です。

初めましての方は下記画像をクリック↓↓↓

今回は美容師さん向けの投稿で、「カットベーシックとは」という話をしていきます。

この記事を見ることで

・美容師基本のカットが学べる
・アシスタントが最速で上手くなる
・教え方がわかる

がわかるようになります。

僕のベーシックは

・ベースカット
・フォルムコントロール
・毛量調整
・質感調整

ここを徹底的に養う必要があるため、今回はこの4つのカテゴリーに絞って説明させていただきます。

■意味のある勉強をすべきベースカット3選

先ずはどこにでもマニュアルであるような基礎のカットをできるようになりましょう。

ワンレングス、グラデーション、セイムレイヤー

これらは間違いなく必須です。逆に言えば、これらだけわかれば組み合わせでスタイルは作ることができます

この時に注意なのが、何のためにこの基礎があるのかという事を考えることです。

意味のある練習(目的)とは何かをお伝していきます。

●まっすぐ切るだけではないワンレングス

ワンレンを練習するときは同じ長さでまっすぐ切ることがゴールです。ただそれは結果であり目的にはなっていません。

ワンレンを切る上での目的は、基礎の基礎を勉強するためです。

姿勢、目線、シェイプ、肘、髪の持ち方、シザーワークetc これらを意識しながらまっすぐ切れることにワンレングスを勉強する意味がでてきます

大体50個くらいワンレングスはポイントがありますので是非ともこちらをご覧ください

 

●リフトを知れるグラデーション

グラデーションはグラボブの決められた形を切ることがゴールです。

目的はリフトコントロール、頭皮に対してのグラ、床に対してのグラ、横の頭の丸み、を学ぶことです。

切り口が全部45度のグラボブの形を切れるようになるのでは意味がありません。

45度で作るとこのような丸みが出来るんだな、では30度だったら?60度だったら?今引き出してるのは頭皮に対しての角度なのか?など、
なぜこのような丸みのグラボブの形になるんだろうと疑問を持たないと、45度のグラボブしか切れないことになってしまうので練習の仕方は重要です。

こちらで印象の違いを配信してますの是非ともご覧下さい

●オンベース、骨格学べるセイムレイヤー

セイムレイヤーは同じ長さでレイヤーを入れることがゴールです。目的は縦の骨格、横の骨格の丸み、アップシェイプ、姿勢、オンベースetcを学ぶことです。

セイムレイヤーも他と同じで切り方を知って練習していればいつか切れるようにはなるでしょう。

ただその練習の中でここの丸みは急だな、ここは緩やかだな、この丸みに対してのオンベースはここだなと感じられるようになるのが意味のある練習になります。

縦でも、横でも、バイアスでもセイムレイヤー切れると丸みを理解してることに繋がるので是非とも挑戦してみてください

こちらをご覧下さい

先ずはこの3つのベースカットを理解しつつ切れるようになるのが大事です。ここをおろそかにすると今後に響くので徹底的にやりましょう

■セクションの役割を明確にしてフォルムコントロール

次にフォルムコントロールです。

Aラインやひし形、丸形、台形etc などの形のコントロールです。

上記の3つのカットができていてもセクションを理解していないとフォルムコントロールするのが難しくなりバランスの取れてない変な髪型になってしまいます。

なので先ずは頭が何個のセクションでわかれているのかを考えましょう。

一番簡単なのは

アンダー、ミドル、オーバー、トップ、 フェイスライン サイドミドル 、サイドアンダー、の7つに分けてそれぞれの役割を理解することです。

作るレングスによりこのセクションの考え方は変わりますが先ずはこれをベースに考えましょう

・バックアンダー(赤)は髪の長さ、厚みに関わるセクション
・ミドル(黄緑)はウエイトを決めフォルムに関わるセクション
・オーバー(オレンジ)はフォルムに関わりつつ比較的動くセクション
・トップ(水色)はフォルムの表面に出てくるセクション
・フェイスライン(紫)は顔周りの印象を決めるセクション
・サイドミドル(黄緑)はフロントから見たときのウエイトを決めるセクション
・サイドアンダー(黄色)はサイドのレングスを決めるセクション

になります。

上記のセクションの役割は整理しておきましょう。

そこにグラやレイヤーなどを組み合わせると髪型を形成することができます。

ベースカット3つ×セクション7つ=髪型

で最低限の髪型は作れることになります。

ここをもっと勉強すると細かく髪型を形成できるようになりますが、最初はこのセクションの役割を理解できるようになりましょう。

意味のある勉強法としては、

1 髪の落ちる位置を見れるようになる

ヘアカタとペン3色を準備し、全レングス髪がセクション毎にどのように落ちていくかペンでなぞります。

2 フォルムを分類する

ペンでなぞりながら髪が落ちる位置を見て、Aラインなのかひし形なのか、丸なのかを見れるようにしましょう。分類しながらフォルムの理解を深めましょう。

3 ベースカットを組み合わせてみよう

次に分類したものをワンレン、グラ、レイヤーの何で切ってあるかまで見れるようになりましょう。ここに関しては正確にというより書きだしましょう。

 

1は、トップセクションで2と比較的段がついてるからレイヤー

2は、ミドルとオーバーセクションで丸みを作ってるのがわかるからグラデーション

3は、アンダーで厚みが少なめで2のグラとメリハリがあるからレイヤー

と予想を立て、展開図にします。

4 展開図に起こす

ここまでやればあとは展開図に起こす作業になってきます。展開図の書き方はサロンによってまちまちだと思うのですが、しっかり学ぶ必要はあります。感覚で切ると時間がかかりますし応用が効かなくなります。

今回はこんな感じになります。

ここまでできるようになるとフォルムコントロールもできるようになります。

最初は難しいかもしれませんが、ある程度法則が見つかったりするので気づきや疑問を持ちながら上記の手順を踏むと展開図を理解し理論に基づき髪型を作れるようになります。

展開図の書き方はここに収まりきれないので割愛させていただきます。

5 実際に切る

ここまでやって練習しましょう。展開図と自分のイメージが同じになっているか確かめなければいけません。

ここで大事なのは今自分はどこの髪の毛をどのように切っているかを説明できるかということと展開図通りに切ることです。

そのなかでうまく行かなければ切るときに何らかの癖が出ていたり、そもそも展開図が間違ってたりするかも知れません。

自分のイメージを展開図にお越し、それと同じに説明しながら切る!!

をとことんやって行きましょう。自分の課題が見えてくるはずです。

 

■失敗しない毛量調整の方法

ウエットでベースカットできたら次は乾かして毛量調整に移ります。

先ず毛量調整となるとセニングを多用するかとおもいますが使い方によってせっかく作ったベースカットを壊しかねません。

なのでセニングで梳いて良い所とダメな所を明確にして行きましょう。

セニングで梳いて良い場所はアンダー上段 ミドル上段 サイドミドルになります。

要は表面に出てこない場所ということになります。

逆にセニングで梳いてはダメなところは アウトライン(フェイスライン、ヘムライン)ハチ上の表面になります

(ここにセニングはNG)

特にロングやボブのような表面にツヤを求められるようなスタイルの場合は ハチ上の表面にセニングを入れるのは絶対にNGです。

入れ方に関してはこだわればフォルムコントロールできますがベースカットと同じ角度に引き出してセニングできればOKです。

量感調整に関してはこちらをご覧ください。

■最低限できるようになりたい質感調整

質感調整に関しては色々と種類があります。

チョップ、ピッチ、スライド、ストローク、エフェクトなど

毛先を筆のようにシュッとさせたり、ジグザグにしたり、フワッとさせたりするのが質感調整になる分けですが

ベーシックとしてはチョップとスライドができれば先ずは問題なしです。

チョップはベースカットでつくった毛先のばつん感をぼかすのに有効で、

スライドは中間から毛先にかけてジグザグな感じやシュッとした感じにできます。

この2つだけでもかなりポイントは抑えられますので最低限ここはできるようになりましょう。

質感調整に関してはこちら

■まとめ

1 ベースカット3種の意味合いを理解した上できっちり切れる
2 セクション7つの理解
3 ヘアカタなぞる 予想する 展開図に起こす
4 毛量調整と質感調整

ここまでが僕の考えるベーシックマニュアルになります。

他にもバングや刈り上げなど細かいことはあるのですが上記をある程度理解してベーシックなサロンスタイルが作れるようになってからでも良いとおもいます。

是非ともベーシックを学んでカットを理論的に解釈していただけたら今後に役立ちますので是非とも参考にしてみてください

ご相談がある方はこちらから直接ご連絡ください

 

enx(エンクス)

技術統括ディレクター 檜山 直輝

#横浜#相鉄線#鶴ヶ峰#美容室#ヘアサロン

関連記事