失敗しない内巻き縮毛矯正のコツ。ショート・ボブ・前髪にも!アイロンワーク・一液選定方法。#横浜#鶴ヶ峰#上手い#得意#美容室#サロン
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こんにちは
横浜の鶴ヶ峰駅の美容室”enx”(エンクス)の縮毛職人
阿武隈川です。
おはじめての方はこちらをご覧ください。
内巻き縮毛矯正のコツ
(↑クリックで動画見れます)
※右側は通常の縮毛矯正、左側は内巻き縮毛矯正で比較
■毛髪診断×薬剤(一液)選定が重要
以前のブログにて縮毛矯正の原理をお伝えしました。
一言で表すと、縮毛矯正はチョコレートと同じように髪1度柔らかくしてから形を変えています。
しかし、柔らかくし過ぎると大ダメージを負うことで髪の毛の芯がなくなり、内巻きにする体力がなくなってしまいます。
ですが当然柔らかくしなければ形は変えられないですし、クセも伸びません。
縮毛矯正では毛髪診断×薬剤選定が最重要ポイントになります。
■薬剤(一液)塗布×カットとの連動
今回は3つの縮毛矯正の薬剤を使用して縮毛矯正を美容師が練習するためのウィッグで試していきます。
薬剤の種類はこちらのブログ「失敗しない縮毛矯正のコツは”毛髪診断”と”薬剤(一液)選定・塗布”で決まる。ダメージ・髪質・くせ毛の強さ・種類から理論解説」
に出てくる薬剤パワーの③~⑤をイメージして使用しています。
今回は先述の通り
・左側を内巻き縮毛矯正を意識したバージョン
・右側を内巻き縮毛矯正を意識していないバージョン
で比較していきます。
右側には③のパワーの薬剤を一気に全て塗布します。
一方、内巻き縮毛矯正を意識した縮毛矯正では毛髪診断×薬剤選定×薬剤塗布×カットとの連動が重要になるので、カットに対してそこまで内巻きではなくても良い部分には④の薬剤を塗布します。
そして、特に内巻きにしたい部分に対しては⑤の薬剤を塗布します。
このようにカットのスタイルに対して薬剤を細かく塗り分けることが内巻き縮毛矯正をする上で重要な施術になってきます。
■アイロンワーク×カットとの連動
縮毛矯正におけるストレートアイロンのコツも以前のブログにてご紹介していますが、
左側の内巻き縮毛矯正では特に内巻きを根元から入れていきます。
根元からアイロンを挟んだ瞬間にアイロンを内巻きに丸めていきます。
この時にアイロンの下のプレートを起点にしないと、根元がアイロンで折れる原因になります。
中間から更に手首を返すことでアイロンが更に内巻きに入り、毛先にいくときにはアイロンが180°回転、Cカール入っている状態を作ります。
そうするとストレートアイロン後には
ウィッグから見て左側が内巻き縮毛矯正のためのストレートアイロン後になり、
通常のストレートアイロンを施した右側に比べて丸みが大きく、ボリュームが出ている状態になっています。
ここから二液をつけることで、ボリュームは落ちるのでご安心ください。
■内巻き縮毛矯正(毛髪診断×薬剤選定・塗布×カット×アイロンワーク)の結果
2液を塗布してお流しして、ハンドドライ後の仕上がりの状態がこちら。
ウィッグから見て左側の方が丸みがしっかりとついていて自然な内巻きになっており、
右側は毛先だけが内巻きになっていることでフォルムがストンとしてしまっている状態になっています。
後ろから見てみると
左側の方が丸みを帯びていてカットと連動したフォルムになっており、右側はやはり毛先のみの内巻きなのでフォルムが崩れてしまっています。
このように、
毛髪診断×薬剤選定×薬剤塗布×アイロンワーク×カットとの連動を意識した内巻きの縮毛矯正をすると、ただクセを伸ばすだけではなく、お手入れのしやすい、カットを活かしたツヤのあるストレートデザインをすることが可能になります。
縮毛矯正はただクセを伸ばすだけの技術ではありません。
当店では365日美髪のコンセプトのもと、どのスタイリストも内巻きの縮毛矯正の技術に長けているので、特にボブやショートスタイルの縮毛矯正も安心してお任せください。