【グラボブ 切り方】バイアス斜めスライス(オーバーダイレクション×リフティング)を理解しよう！美容師ヘアカット動画。#横浜#鶴ヶ峰#上手い#得意#美容室#ヘアサロン
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横浜の相鉄線「鶴ヶ峰駅」の美容室、enx(エンクス)が運営する美容師養成YouTubeメディア「美容師道場」です。
今回のテーマは「前下がりグラデーションボブの理解」になります。
(↑クリックで動画をご覧いただけます↑)
こちらをご覧いただくことで
・斜め(バイアス)スライスの理解
・オーバーダイレクションの理解
・リフティングの理解
・斜めスライスの正確さ
・前下がりグラボブをキレイにカット
が出来るようになるので、ぜひご覧ください。
■斜め(バイアス)スライスを知る
斜めスライスを理解するのに大切な要素として
•オンベース
•ダイレクション
•リフティング
この３つを理解する事が大切です。
斜めスライスはとても便利なカット方法ですが、オーバーダイレクションとリフティングが同時にかかってくるため、難易度がとても上がります。
ただし、理解を深めることで正確なカットが可能になります。
●斜めスライスでもオンベースならセイムレイヤーになる
ここが１番勘違いしやすいポイントになりますが、
斜めスライスでもオンベースでカットをしていくとセイムレイヤーになってきます。
斜めスライスのオンベースからリフティングとオーバーダイレクションを説明します。
●オンベース×リフティング＝頭の縦の丸みに対応
斜めスライスをオンベースに引き出し、オーバーダイレクションをかけずにリフティングだけすると、頭の縦の丸みにだけ対応します。
⚫︎オンベース×ダイレクション＝頭の横の丸みに対応
斜めスライスをオンベースに引き出し、リフティングをせずにオーバーダイレクションだけかけると、頭の横の丸みにだけ対応します。
つまり、この２つのリフティング×オーバーダイレクションの要素を掛け合わせたのが斜めスライスです。
斜めのスライスに合わせて引き出すと、自然とオンベースにダイレクションのかかった角度に引き出せ、リフティングの角度を気を付けるだけでカットする事ができます。
これを理解できると頭の丸みに対して正確なカットしていく事ができますし、引き出す角度が混乱した時に正確な位置に引き出すことが出来るようになります。
■前下がりグラデーションボブ カット方法
⚫︎45°に前下がりの斜めスライスを取り、頭の丸みに合わせてカット
45°前下がりのスライスを取り、前下がりにカットしていきます。
上記のポイントで説明したように頭の丸みに合わせてカットするため、上の画像のように1回で全部カットはしません。
頭の横の丸みに合わせ、分けながらカットします。
⚫︎バックポイントまで頭皮に対して45°に引き出す
今回は後頭部の頂点であるバックポイントまでは頭皮に対して45°に引き出してカットしていき、グラデーションでカットしていきます。
バックポイント以下の頭皮に関しては、床に対して45°で考えていくと骨格が下を向いているため、特に襟足の軽いスタイルになってきます。
もし教育として伝えるときにはバックポイントより下は
・床に対してなのか
・頭皮に対してなのか
明確に伝えてあげましょう。
⚫︎バックポイントから上は床に対して45°に引き出す
今回はバックポイントより上は床に対して45°でカットします。
バックポイントから上は頭皮が上を向いてきます。頭皮に対して45°に引き出すと段が高く軽いグラデーションスタイルになってしまいます。
そのためグラデーションスタイルの場合、基本的にバックポイントから上は床に対して45°の角度に引き出してカットしていくことが多くなります。
こちらも明確にして伝えてあげると、混乱せずに正確に伝えることが可能になります。
⚫︎サイドに繋げてカット
バックからサイドにスライスを繋げて展開しながらカットしていきます。
サイドはデザインによってリフティングが変わってきます。
アウトラインの重さを残していく場合はリフティングもオーバーダレイレクションもおさえて、最後はワンレングスで前下がりにカットします。
サイドも段差を入れたスタイルにする場合は45°のグラを入れたまま繋げてきます。
頭の丸みを理解しながらカットしていくと角度を下げながらでも正確にカットしていくことができます。
トップまで同様にカットしていきます。
■まとめ
斜めスライスのカットはとても便利なカット方法です。
その意味をしっかり理解してカットしていく事で正確にカット出来、骨格やスタイルに合わせたカットすることが出来ます。
悩んだときは一度オンベースの位置に引き出し、リフティング、ダイレクションと確認しながら切っていくことをお勧めします。
ぜひ上記を参考にしてみて下さい。
