【ギャラクシーカラー やり方】インナーグラデーションとブリーチで明るくする方法とは。アルカリカラーと塩基性カラーの違いについて#横浜#鶴ヶ峰#上手い#得意#美容師#美容室#ヘアサロン
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こんにちは!
横浜市の相鉄線「鶴ヶ峰駅」の美容室enx(エンクス)の鎌田です*
今回はじわじわ人気拡大中の「ギャラクシーカラー」をご紹介します!
■ギャラクシーカラーとは
ギャラクシー=天の川や銀河を意味する英語で、そんな幻想的な空間をカラーで表現するのが今回のカラーです。
モノクロのように暗い中に無数の星が輝くようなものなど検索かけてみるとたくさんでできますし、
ギャラクシーウェディングなんてものまであるようです。
そんな「華やか」で「幻想的」なギャラクシーをカラーで表現するには、ある程度まで髪を明るくしないと思い通りな発色が得られません。
なので、まずは明るくする「ブリーチ」についてお話しします!
■ブリーチでなるべく明るくする方法
●ブリーチの回数を多くする
下記の画像は、頭の下側のみを1回だけブリーチをしてある状態です。
その土台に対して、左半分は全体的にブリーチをし、右半分はすでにブリーチしてあるインナー部分だけブリーチしていきます。
左の上側のブリーチ1回部分はオレンジっぽく明るくなり、右下のブリーチ2回目になると黄色っぽく明るくなっていますが、その分ダメージは大きくなりました。
つまり、ブリーチは回数を重ねた方が明るくなりますが、ダメージも比例してしまいます。
●追いブリーチ
1回より2回のブリーチの方が明るくなることが先程わかりましたが、
実際のサロンワークにおいてそこまで時間がとれない場合は、上からブリーチを重ねるのも1つの手段です。
この技術を追いブリーチと言い、1度塗布したブリーチは時間と共に脱色力が少しずつ弱まってきますが、
その上から新鮮なブリーチを重ね付けすることで脱色力を+する技法になります。
またホイルに包むホイルブリーチをすることで保温すると、更にブリーチ力は増していきます*
●紫シャンプーで黄色味の除去
ブリーチで明るくしても白くはならずに、必ず黄ばみが残ってしまいます。
その黄色味を抑えてくれるものが「紫シャンプー」になります。
黄色の補色(反対色)が紫になるので、紫が入っているシャンプーをすることで少量の黄ばみを打ち消し、白に近づけていくことが出来ます。
補色についてはこちらをご覧ください!
■ギャラクシーカラーの薬剤選定方法(アルカリカラーと塩基性カラー)
●塩基性カラーの特徴・メリット
アルカリカラーは通常のカラー剤になるのに対し、
塩基性カラーのメリットとして
・ビビットな発色ができる
・ジアミンフリーなのでアレルギー反応が少ない
・髪の表面に付着するのでダメージレス
になります。
ヘアマニキュアはイオンの関係上健康毛に付着しやすいですが、塩基性カラーはダメージ毛に付着しやすいのも特徴の一つです。
ギャラクシーカラーにはビビットな発色が求められるので、塩基性カラーが有効です。
●塩基性カラーの注意点・デメリット
デメリットとしては
・一定の明るさ以上が必要
・色持ちが2週間ほど
・色落ちが激しく髪以外に着くと落ちにくい
などが挙げれれます。
●ギャラクシーカラーの薬剤選定
このぐらいの明るさの土台からギャラクシーカラーをしていきます。
・上の部分にはブルーグレーのアルカリカラーを塗布
上の部分は宇宙の暗い部分をイメージしているので、
Mt8:Blue:V6=5:1:5%
の薬剤を使用していきます。
モノトーン(グレー)をベースにブルーを加え、黄色の補色である紫を入れています。
・下部分には3色の塩基性カラーと塗布
今回の塩基性カラーはパイモア社の「スペクトラムカラーズ」を使用します。
・ネオピンク:ビビットヴァイオレットを2:1でピンク強めヴァイオレット
・ビビットブルー
・ビビットヴァイオレット
の計3色を細かく分けたブロッキングに丁寧に塗り分けていきます。
20分置いてシャンプーします。
■仕上がり
仕上がりがこちらになります!
カットはしていない状態で、乾かしただけの状態でもこんなにきれいに発色します。
少しスタイリングすると更に光が差し込み、ギャラクシーな状態になります。
上から暗い色が重なることで下の明るいカラーを目立っていますね*
ブリーチをして明るくすることでヘアカラーの表現の幅が広がり、より楽しめる幅も増えます。
ただしブリーチを伴う施術は髪へのご負担も大きいのでその後のケアが重要になってきます。
気分転換がしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください!